【2016.11.24 13:00更新】「喫茶・珈琲館」さんのリンク切れを修正しました。
【2005.6.16 19:30更新】「魔女っ子Mちゃん」を追加しました!
※当記事のオリジナルは、2005年6月15日 17:30に公開されました。
最近は世俗に目を向けず企業戦士として真っ当な生活を送っていらっしゃる皆さんでも、あらゆる物を萌えの対象にしてしまう「萌え擬人化」というネットカルチャーが存在することくらいは耳にしたことがあると思います。その中でも特に大きなムーヴメントだったのは、コンピュータのOSを擬人化して遊ぶ「OSたん」でしょう。
匿名の画像掲示板である「ふたば☆ちゃんねる」にて「Windows MeがダメOSだからドジっ娘」という性格付けで「Meたん」なるキャラクターが2003年に誕生。OS擬人化の波はコレに留まらず、いつの間にやらWindowsシリーズは3.1からXpまで全て網羅、DOSやMacやLinuxにまで増殖しました。電撃帝王という漫画誌で連載予定になっていたものの訳あって中止 となったのはつい最近の話です。
もっとも、これは いわゆるパソコン界隈の話 だったので、現役から10年以上も退いているMSX的には蚊帳の外と申しますか、まぁ対岸の火事のように思っていたのですよ。ところが、MSXにも実はOS擬人化の波が訪れていたとは…!
MSX-DOSたん
「喫茶・珈琲館」の狸野おきものさん が考案したのは、MSX-DOSを擬人化 した「MSX-DOSたん」。
ラヴリーでプリティな幼女!なるほど、これが萌えというものか! DOSプロンプトのワッペン、MSXのイベントに行くと実在してそうな缶バッチ、背中に背負っているROMカートリッジ、DOSだから黒をベースにしたカラーリング?でも動作や仕事はきっと遅いんだろうなぁ。
MSX-DOSたんをMSX実機で表示する
せっかくなので、MSX-DOSたんの画像を MSX実機で表示してみる ことに。オリジナルのJPEG画像をベースに、久しぶりに グラサウ を弄びましたよ。
現役の頃は7階調のタイルでやってたものですが、今回は相当ヘタれていたので50%タイルのみで…。んーでもまぁSCREEN 7の16色へ大幅にデータ削減した割にはうまく出来たような気がします(そういうことにしておいてください)。上下スクロールして鑑賞するビュアーと合わせて、どうぞダウンロードしてください。
- ZIP形式アーカイブ (MSXエミュレータ向け)
- LZH形式アーカイブ (MSX2以降の実機向け)
- DSK形式ディスクイメージ (MSXエミュレータ向け)
MSX-DOSたんをWebMSXで表示する
2005年にこの記事を書いて10余年が過ぎた2016年、MSXエミュレータはWebブラウザ上で起動できちゃうほど時代が進んでいた。WebMSXのURLに指定のディスクイメージを記述するだけでMSX環境が実行できます(AUTOEXEC.BASも動く)。ああ、なんて良い時代になったのだろう!
というわけで、上のディスクイメージをドライブAに挿入した状態のWebMSXも置いておきます。
なお、作者の狸野さん曰く、MSX-DOSたんのキャラクターはどんどん使ってください とのこと。MSX-DOSたんが出演するミニゲームがさっそく登場しているようですので、MSX実機の世界にもそのムーヴメントが広がることを期待しつつご紹介。
MSX-BASICちゃん
なごや騎士団さん が考案したのは、MSX-BASICを擬人化 した「MSX-BASICちゃん」。
チューブトップのワンピか!というか、むしろ2DDフロッピーを持ったコンパニオンか!SCREEN 1でCOLOR 15,4,7 と来れば、そりゃもうMSX-BASICの起動画面以外に有り得ませんから。やっぱりこのカラーリングはBASICerの脳裏に強烈に焼き付いているのですね。
せっかくなので、MSX-BASICちゃんの画像もMSX実機用に。もともとMSX実機(SCREEN 8, 256×212px)で描かれていたようで…。
【閲覧注意】MSXたん's vs 少佐
OSたん同様、ふたばのコミュニティで発生した 少佐対決シリーズの、MSX擬人化バージョン。少佐とはもちろん「攻殻機動隊」に登場する公安九課の隊長、草薙素子のことです。
最近勢力を伸ばしている謎のOS組織「OSたん's」を調査すべく、電脳の世界に潜り込む少佐。OSたんを次々とハッキングした後は、旧式デバイスであるMSXたんに対しても少佐は あの手この手 で…。なお、基本的には 18禁 なので会社で観るときは要注意!
魔女っ子Mちゃん
(2005.6.16 19:30更新)
「天つ風」のうえのまさひろさん が考案したのは「魔女っ子Mちゃん」。
法とコンピュータが支配する世界「アキバ」に棲むパソコンの精は、そのマシンを愛するユーザーの心が魔力を増大してゆく。数々の危機を乗り越えたMSXの精「Mちゃん」は、失った魔力を取り戻すべく、人間界へ舞い降りる…という設定。Mちゃん(MSX)の他にも、Xちゃん(X68000)、110ちゃん(PC-110)など、MSXに 負けず劣らず なマイナーパソコンの精も居ます。
2001年に開催されたMSXのイベント「MSX電遊ランド2001」にて配られた同人誌「MSXマガジン復刊準備号#2」の表紙がデビュー。以後、Syntaxさん の月刊ディスクマガジン「NV」や、MSXマガジン永久保存版、永久保存版3 のMSXPLAYerのスキン等に登場しています。
他にもMSXっぽい擬人化のキャラクターがありましたらぜひ教えて下さい。
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- 作者: MSXアソシエーション,アスキー書籍編集部
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[gm] OS擬人化の波がちょっと遅れてMSXにも
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もの凄く今更で恐縮ですがこの記事は移転しました。→http://gigamix.hatenablog.com/entry/2005/06/15/173006
2015/02/01 01:07