※この情報は、2024年10月31日現在のものです。マルチコピー機の刷新により将来的に変更される可能性があります。
結論(手順)
- Illustratorで2L判の寸法でデータを作成する。2L判のアートボードの寸法は、幅127mm×高さ178mm
- 制作時のカラーモードはCMYK・RGBモードのどちらでも構わないが、シール印刷時にRGBモードへの変換が必須なので考慮する
- 完成したら、デザインデータのみ1.04倍(104%)に拡大する。このときアートボードの寸法は2L判を維持する
- IllustratorのデータをPhotoshopで開いてビットマップ化する。トリミングは「仕上がりサイズ」、解像度は「300dpi」、モードは「RGB カラー」、ビット数は「8 bit」
- 最終的な画像データのカンバスサイズは、1500×2102px(300dpi・2L判の場合)
- CMYKモードで開いた画像データは、RGBモードへ変換する
- データ形式は JPEG または PNG でデータ保存する。JPEG・解像度300dpi・画質10(最高・低圧縮率)がおすすめ。「Web用に保存」ではない
- シールプリント時、2L判を選択
- シールプリント時、フチあり印刷を選択
シールプリントができるマルチコピー機はシャープ製
シールプリント用データ作成を支援するスマホアプリも存在します。
対応コンビニ
シャープ製マルチコピーを導入している大手コンビニエンスストアは、以下の店舗です。
シャープ製マルチコピー機は様々な印刷データに対応していますが、シールプリントを行う場合は以下の仕様に準じる必要があります。
当記事は「2L判」で解説しています。
非対応コンビニ
シャープ製マルチコピー機を導入しない店舗が、非対応のコンビニとなります。
試行錯誤のログ
このような用途で、ローソンシールプリントを利用していました。
動画の中に出てくる「MSXパソコン向け・白いROMカートリッジ」のラベル(左右80×天地83mm)をローソンで簡単に刷りたかっただけなのですが、イラレで作成したデータが原寸で印刷できず、苦労しました。仕上がり寸法 幅80mmで印刷したいのにフチあり印刷で77mmで縮小印刷される…。
データ上は原寸でもマルチコピー機側の機能により自動で拡大(フチなし印刷)・縮小(フチあり印刷)されることが判明し、シールブリントは原寸(100%の拡大率)で印刷できないことが確定。
あらかじめ縮小印刷されることを想定したデータで印刷すればいいんじゃね?と思い、77mmから80mmへの拡大→≒約1.04倍=拡大率104%のデザインを拡大率100%のデータとして印刷すれば原寸印刷に限りなく近くなります。
人柱の残骸。試し刷りは重要、でも1枚300円は痛かった…
オマケ・MSX ROMカートリッジ用ラベルテンプレート
当方で制作した、ラベルテンプレートファイル(Adobe Illustrator形式)です。Illegal function callさんより発売中のカートリッジケース「MSX Cartridge Shell」に貼り付けることを想定しています。
- 紙サイズ:2L判(アートボードの寸法:幅127mm×高さ178mm)
- ラベル裁断寸法:幅80mm×高さ83mm
- カラーモード:CMYKモード
- データ形式:Adobe Illustraor 2020(拡張子 .AI)
ラベルテンプレートファイル(AI形式)のダウンロードはこちら → https://p.gigamix.jp/download/gigamix/lawson_label-seal_msx-cartridge_2l_cmyk_template.zip
↓ カートリッジケースの注文はこちら ↓ www.kadenken.com