来年1月の発売が噂される新しいWindows OS“Windows Vista”の製品候補版(RC1)を用いた、公式のMSXエミュレータMSXPLAYerの動作検証レポートが、仮想フロッピーディスクマネージャやMSXForm等、多くのMSXエミュレータ支援ソフトを提供しているTatsuさんのWebサイトの日記にて公開されました。
My diary 2nd Plus.:Windows Vistaで動くMSX PLAYerより:
ここで、ふと考える。
MSXマガジン永久保存版1/2のMSX PLAYerのボトルネックはIntentの仮想マシン上でエミュレータを動かすことによるCPU・メモリの負荷(MSXマガジン永久保存版3ではIntentを使わないことにより、同じマシンの同じ大きさの画面でもパフォーマンスがぜんぜん違っている。)とグラフィック描画の負荷(うちのマシンではMSXマガジン永久保存版2のMSX PLAYerで800*600のフレームレートRealでは音楽のテンポが落ちるが、640*480のフレームレートRealでは音楽のテンポが落ちない)にあると認識しているが、CPUとエミュレータは変わらないのでグラフィック回りがWindows Vistaで変わった(DirectXの真実 - @ITより)ことで、MSX PLAYerの描画パターンではパフォーマンスアップにつながったのだろうか。
“intent”がボトルネックだったらしい
MSXマガジン永久保存版の“1”と“2”ではMSXPLAYerの実行に組み込み向けマルチメディアプラットフォームの“intent”が採用されていました。intentはWindows版と平行してPocketPC版などの開発が容易にできた一方、MSX BASICを実用的に動作させるには1GHz以上のCPUクロックが必要など、プラットフォームとしての負荷は高かった印象がありますが、なぜかWindows Vistaではintentとの相性が良くなって、動作が若干快適になるようです。
intentよりも負荷が抑えられたWindowsネイティブアプリケーションのMSXPLAYerが開発され、MSX BASIC version 4.xとMSX-DOS 2が収録されたMSXマガジン永久保存版“3”が発売された今となっては、“1”や“2”に収録されたBASICを敢えて使う必要はあまり無いとは思いますが、収録ゲームの負荷が軽減される(かもしれない)のは嬉しいニュースかも。これで(僕が)テグザーやりたさにWindows Vistaへ乗り換えるきっかけが生まれた!?
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