Gigamix Online

懐かしの8bitおもちゃPC「MSX」を骨までしゃぶり尽くそう。MSXの最新ニュース、ブログ、自作ソフトの配布など。

1チップMSXの正式名称募集

 相変わらず予約数が伸びず苦戦が続く1チップMSX。Mマガの記事の一部がPDFで公開されるといった改善の動きもありますが、まだまだやるべきことは残されています。

 そんな中、MSXアソシエーションのほうで「1チップMSX」(仮称)の正式名称を募集が始まりました。うん、「1チップMSX」が正式名称じゃなかったの?という疑問も浮かびましたが、確かに名称を決めると言いながらもなし崩しにここまで来てしまった経緯がありますからね…。

1チップMSXMSXではなかった?!

 なぜ正式名称を付ける必要があるのか?という理由で、「選考基準」のところに以下の記述があります。

1チップMSXMSXアソシエーションが公認する公式ハードウェアですが、MSX規格に100%準拠した仕様ではありません(※)。よって、「新ハードの名称」であるとともに、従来のMSX規格を発展させた「新規格の名称」としても通用する名称を歓迎します。

※「カセットインタフェースがない」「MSX1規格準拠ながら、RAM256KB・MSX-MUSIC相当音源・MSX-DOS2付属」などの理由によります。また、FPGAを活用した将来の仕様拡張への含みも持たせています。

 MSXPLAYerMSX規格を満たしたハードではないので「MSXロゴ」を付けることはできない…という記述がMマガ永久保存版3にありましたが、同様の意味で1チップMSXもそのままではMSXロゴを付けることはできないため、「新規格」とみなすことによってMSXロゴを付けられるようにしよう!ということのようです。

 カセットインタフェースがないのは一部のテープマニアにとってはガッカリかもしれませんが、他の部分についてはMSX1規格と比べてオーバースペックであることが理由となっています。また、 1チップMSXではSDメモリを外部ディスクとして採用していますので、それを公式に認定しようという意図もあるのでしょうか。

 新規格の名前が「1チップMSX」というのはいささかカッコ悪いかも…という想いもあるのかもしれませんが、それよりも大切なのは、公式エミュレータMSXPLAYer」の名前が公募で決定された前例をふまえ、公式ハードとしての意識をユーザーが共有することではないかと思います。

コメント・トラックバックでも受け付けます!

 MSXAでは応募はメールで受け付けるということになっていますが、やはりこの企画を盛り上げるためにはユーザーどうしの交流が欠かせないし、そのためにもってこいなのがブログのコメント・トラックバック機能ではないかと思うのです。

 そこで、GIGAMIXではMSXAに「コメント・トラックバックでの応募も受け付けてもらえないか?」と提案したところ、「MSXAのページにブログを作る余裕はないけど、GIGAMIXのブログに寄せられた案でも募集要項を満たしていれば検討します」との回答をもらいました。

 なので、GIGAMIXではこのエントリーへのコメント・トラックバックを活用して募集をやっちゃいます! 募集要項をよくご確認のうえ、ふるってご参加下さい。1チップMSX(仮称)に対して意見や不満のある方もいらっしゃるかと思いますが、こういう状況ですから思い切ってぶっちゃけてみるのもいいかもしれません。

「MSXA(とアスキー)はユーザーに対して何をしてくれるのか?」という命題は、実は正しくありません。MSXAもユーザーの一部だからです。むしろ、「ふがいないMSXA(とアスキー)にを入れてやる!」という血気盛んな人が増えてくれば、改めて盛り上がりが期待できるのではないでしょうか?少なくとも、GIGAMIXはその気マンマンです。

 なお、今回は多忙なbanさんに代わって、ふらわあがエントリーさせて頂きました。