前回は、MSXの実機(SCREEN 3)上に表示できる程度の小さなQRコード向けにMSX BASICでゲームを作成して、2004年当時のガラケーで画面上のQRコードをスキャンできるかを試しました。 gigamix.hatenablog.com
前回の記事が2004年8月4日です。この記事は2020年8月5日に書いています。16年経過してしまいました。が、しかし今日すごいWebページを見つけてしまいまして、記録に残さなければならないと思いました。
令和の時代は、MSXの実機で、QRコードを生成できるようになっている、と。
WebMSX(Webブラウザで動作するMSXのエミュレータ)で実際にQRコードを生成するデモプログラムが動いています。任意の文字を入力しReturnキーを押すと、QRコードがリアルタイムで生成されます!以下のサイトへアクセスすれば、どなたでも試せます。
作っている様子
twitter.comおお。このQRコード作成ROMイメージ、MSX1でも動くんだね。改行コードは入れられないらしい(Enterキーを押すとQR作成を実行されてしまう)。1行プログラムなら、いける! pic.twitter.com/ld0tpTz3Rx
— Takashi Kobayashi (@nf_ban) 2020年8月5日
Enterキーを押してしまうとQRコードの作成が実行されてしまうので、このツールでは改行コードを含められないようです(1行入力だけ)。ただ、改行コードをQRコード内に含めること自体は規格的に可能です。
ということは、MSXの実機上でデータを外出しするとき、QRコードも道具の一つになるのではないか?例えば…
- MSXの新作ゲームのセーブデータや、ランキング申請用のパラメータが含まれるURLを表示したり…
- MSXのフロッピーディスクを他の機器で開くことができない人が、データ外出しのために…(そもそもそんな状態でどうやってQR表示プログラムを実機へ送り込むんだよと言う問題は棚上げします)
楽しさが増えそうですね??
次の課題は、実機でQRコードをスキャンする方法、ですかね。カメラ…?