ATi の新しいVPU(GPU)「RADEON X800」には、フレーム単位にサンプルポイントを変化させ一連の映像を通してみることで、見かけ上サンプル数の多いアンチエリアス効果を見ることができる「Temporal Anti-Aliasingモード」(時間積分型アンチエリアスモード)が追加されたそうです。
非営業マンの営業・ビジネス勉強部屋さんより:
これは発想の転換だね。というか何かインターレスモードの復活か? MSXのSCREEN7を思わせる作画テクニック。
MSXのインターレースモード(SCREEN ,,,,,3)では裏画面が半ドット下にずれて表画面と裏画面を高速に切り替えて表示しますが、こちらは、バッファリングされた複数のテンポラリ画面(MSX的に言えば表画面と裏画面)を論理合成して表示するモードのようですね。なるほど、これは描画速度アップですな。まぁ、MSXの場合、インターレースモードは色倍増というより解像度倍増という意味合いが強いとは思うんですけどね。
MSXで2画面で色倍増の用途ですと主にJPEGローダなどで、SCREEN 8では2画面1575色や、SCREEN 12ではほにゃらら色(計算できん)で表示するようなフリーウェアが公開されました。KAKAMIさんのMSXフリーソフト のJPEGローダも確か2画面合成だったような…。
緑のグラデーションを描いた画面と青のグラデーションを描いた画面を合成する、サンプルリスト。
110 OPEN "grp:" FOR OUTPUT AS#1
120 DEFUSR=&H69
130 SET PAGE 0,0:A=USR(0)
140 LINE(0,0)-STEP(255,53),0,BF
150 LINE(0,53)-STEP(255,53),4,BF
160 LINE(0,106)-STEP(255,53),5,BF
170 LINE(0,159)-STEP(255,53),7,BF
180 PSET(100,100):PRINT #1,"PAGE 0"
185 BEEP:PRINT INPUT$(1)
190 SET PAGE 1,1:A=USR(0)
200 LINE(0,0)-STEP(63,211),0,BF
210 LINE(64,0)-STEP(63,211),12,BF
220 LINE(128,0)-STEP(63,211),2,BF
230 LINE(192,0)-STEP(63,211),3,BF
240 PSET(100,100):PRINT #1,"PAGE 1"
250 BEEP:PRINT INPUT$(1)
255 GOTO 130
260 END
【お詫び】最初に作ったサンプルリストが実機でポケモンチックな視覚効果が出てしまったので、作り直しました。
エミュレータではあまり合成されたように見えません(^^;。ちらつき表示する実機だからこそ工夫ができるんでしょう…が、会社の昼休みにMSXPLAYerでプログラムを作ってはみたものの、帰宅して実機でやってみたらちらつきが激しく目に悪いので、できることなら やっぱりインターレースモードは使いたくない です(^^;。
MSXのインターレースモードの余韻に浸れるソフトやBASICリストが他にもありましたら教えて下さい。
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