日本アルテラ が主催する、組込SE向けのカンファレンス PLD WORLD 2004 が、10月29日(金)東京、11月5日(金)大阪の2ヶ所で開催されます。その 東京会場カンファレンスB に、驚きのプレゼンテーションが!
FPGAでMSXを再現する
株式会社アスキー/MSXアソシエーション共同開発チームこのセッションではFPGAを使ってMSX1レベルの機能を再現する試作機の詳細と、このプロジェクトによって見えてくるFPGAの将来の可能性について解説します。1983年にマイクロソフトとアスキーによって提唱されたMSXは、全世界で500万台が出荷されました。最終製品の製造中止から10年を迎えようとしている現在でも、世界中の根強いファンによってMSXを再現するプロジェクトが進められています。アルテラの低価格で高速なCycloneと、無償提供されている開発ソフトウェア Quartus II Web Edition を使うことによって、現実となったMSX再現機をご紹介いたします。
は!これは紛れも無く、1チップMSX!遂に完成したのか!?
足掛け4年…1チップMSXの進捗を確認しよう
エミュレータはソフトウェアによる復刻のアプローチ、FPGAはハードウェアによる復刻のアプローチという違いがあるものの、MSXを復刻するプロジェクトは世界中にいくつも進行中です。FPGAによる「実機」志向でいま一番進んでいるプロジェクトと言えば、西さん の1チップMSX構想のベースになっている(らしい) 似非PLDプロジェクト かと思われます。最新版の 似非MSXシステム2 ではMSX2の一歩手前の機能まで1チップで再現できており、あとはFPGAのゲート数が上がって値段も安くなるのを待つばかりという状態です。
今回のプレゼンで発表する1チップMSXは、ザイリンクス のSpartan2Eから アルテラ のCycloneへ鞍替えしているようですが、でもまぁ、今回のプレゼンのように業界最先端の場に話題が上がるということは、1チップMSXは プレゼンできる程度には完成した とも言えるわけで、1チップ内のVHDLも、チップ周りの設計もかなり完成に近づいているのではないでしょうか。
西さんによる2000年のうっかり発言 から4年余り、いよいよ本格披露となる1チップMSXの進捗状況を確認するには持って来いの PLD WORLD 2004。技術畑の方もそうで無い方も、15時半から30分間はぜひMSXのショータイムに酔いしれてください。開催日が金曜日ということで、会社勤めの人は会社の勅命を受けた振りをして観に行くか、わざわざ有給取って観に行くかはヒジョーに悩むところですね。僕?きっと有給を取る余裕がないので観に行けません。orz
ちなみに今現在 MSXアソシエーション のWebサイトはこれと言った動きがありません。ホントにプレゼンするんですか? まさか、プレゼンをサボって 10月下旬開催予定の芋煮会 へ参加!?(^_^;