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似非セミナー お客様の声 #1:愛知県・千葉さん

【おことわり】この記事は去る1996年に公開した該当Webページをブログへ変換・加筆したものです。

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似非RAM体験者から喜びの声が殺到!(笑)

#1:愛知県・千葉さんからの「似非セミナー・リターンズ」レポート

95.12.17 似非(ESE)RAMセミナー報告

12/11、GIGAMIX PRESS到着。12/17、似非セミナー・リターンズ開催決定との事。次の日曜日だ。ハード工作に関心のある人へとりあえず連絡せねば。

12/13、あ、GIGAMIXへも連絡せねば。千葉市、GIGAMIXだけの住所で「17日行きます」とだけ書いて投函。あの手紙届くんだろうか。飛入参加もできると書いてあったけど。

12/15、12/16、セミナーの準備。前回の資料とか、道具、部品の手配、新幹線のキップ、東京都の地図…。タケイムセンで512KBのRAMが1万860円もしたウヒャ…。本当は1Mにしたいんだけど512Kに。

12/17、4時起き、道具等確認して出発。路上でテーブルタップ必要だった事を思い出した。いまさら戻っても…。サークルKが開いていたので、入ったらテーブルタップを販売していたので購入。

 駅へ着いたら1番電車には少し時間があったのでミスタードーナッツで食事。最近は深夜・早朝でもこういう店が営業してくれているので助かる。

 新幹線は名古屋始発となると会場着は9時半頃か…。見たらGIGAMIX PRESSには当日の時間の事は何も書いてないのだ。まぁ何時から始まってもこれ以上早くは行けないからしかたないけど。

 「ひかり」の中では静岡付近で日の出が見えた。名物の富士山はかすんでいて、全くだめだった。あとはうとうと…。

 東京ではJRの東京都区内をなるべく生かして、常盤線の北千住駅から東武伊勢崎線のりかえで曳舟駅のルートにした。

 会場へ着いたらすでに小林さん他来ていたけど、テキストとつじかわさんがまだ着いていないという事でまだ始まってはいなかった。

 小林さんにComputer City6月号を渡したり、かばんを開けて作業準備したりするうちに、つじかわさん他も到着、セミナーが始まった。

 前回の場合、パターンカット部など不明な点もあったが、今回は資料内容が明確で、進歩していた。(つじかわさんの資料をもとに、S.Miyamoto氏が3日間徹夜して作ったものだとか…感謝。)

 私自身については前回と少し作業手順がちがっていたために、私の前回の見本を見ながら作る作戦はちょっと問題があった様だ。

 昼からは部屋が変わるという事で、その部屋はかたずけて、次の部屋へ荷物を置いて、部屋のカギをかけて全員食事へ。適当に3組ほどに分散して食事をした。食事時にとなりへすわった人が業務用空調のメンテをやっている人で、いろんな話を聞いた。中には香水を設定するエアコンもあるとか…。

 1時になったので戻って、また講習作業が始まった。メンバーは子づれ夫婦あり、外人らしき人あり、睡豚さんの様な(高齢者?)ありで、前回とはだいぶメンバーの様子がバラエティに富んだものになった。

 前回作った256KBを再度作って調子を出してから512KBを作ろうと思ったが、意外に手間どってしまった。データー部のピンの半田付忘れがあったり、フラックスによってコネクターの接触不良があったりした。

 それを修正して、OKになって、ケースにおさめて、再度確認したら、メモリー内容が消えていて、インストール作業やりなおしだった。

 そんなわけで、512KB用に移ったのは2時頃だったろうか。それを完成試験に持ち込んだのは時間切れ直前だった。つじかわさんの「たぶん、アドレスバスがぶつかっていると思う」という言葉とともに終了になってしまった。

 でもあのメガロムのメモリーの書き込み状況を点検できるソフトは便利ですね。作成して動かない場合、本人は作業を完全にやったと思い込んでいる場合が多いので、原因追求のできるソフトは重要なのです。

 メガロムのメモリー内容を点検できる仕様書というか、手順書と、それによってどの様な異常があったときにどんな故障というか、手落ちが指定できるかという様な事が解るマニュアルを作ると、一般のシロウトが、この分野のハード野郎になる機会も増えてくるのではと思う。

 ICの配置は今回マニュアルに書いてある方が配線も短くて、合理的でいく様です。リード線も一般のビニール線よりUL規格線の方が良い事がわかりました。(線をむきにくいのが難点。)私の持って行った電動ハンダ吸い取り器はあちこちで重宝されていました。でもつじかわさんがこの類を持っていないとは知らなかった。


 今回の材料費は一般の人からは¥2000少し越えた程度しか取っていなかった。フロッピー代1枚¥10とかの計算だったから少し安すぎるかも。私は材料を全部自分で持って行ったので必要なかったのだけども¥1000カンパした。

 GIGAMIXとか支援の各サークルさんの関連費用から考えて、直接費用だけでも数万円の持ち出しになっていると思う。

参加、各サークルのハード、ソフト販売、PR場所とかもあれば、それなりに相互に便利だったかも。(目的が何かわからなくなるのは困るが。)

 そういえば韓国のMSX誌がつじかわさんの好意で置いてあった。ハングルばかりでほとんど読めない。この前(95年10月)の韓国国際MSXフェアの記事もあると見えて、日本のサークル紹介などは分った。(日本語がまじっていたから。)

 プログラムは万国共通だからと中をさがしたのだけど1ヵ所しかなくて、それもたいした内容ではなかった。彼らが日本語のMSX誌を見たらやはり同じかもしれないけど。

 うわさのMEGA-SCSIの実物も見る事ができた。少し大きめの…232Cカートリッジと同じ様な感じで横付にハーフピッチのSCSIコネクターが付いていた。


 大部分の人は2次会に流れた様だったが、私は次の用事があったので残念だった。MSX0Ver関連の事では小林(ban)さんにパソコンネットへのUPを約束してもらったし、興味を持った人からの質問なども個人的には受けた。

 今回は完成にこぎつけた人もだいぶ増えて、私の隣の人はSCCの似非RAMを完成させていた。

 私は2回目で、2回を経験してみると、事前に準備工作をしておいて、わからない所を講習の時に聞くくらいにした方が、密度の高い物になったと反省してます。少し寝不足だった事もあったのかもしれない…、それにつけても時間が…。