去る9月22日から24日の3日間開催された「東京ゲームショウ2006」会場にて、ファミ通編集部が実施したアンケートの結果が「週刊ファミ通」2006年10月27日号に掲載されていました。そのアンケートの中に(私にとって)驚くべき内容が!
質問「みんなはどのバーチャルコンソールで遊びたいと思っているの?」
任天堂が12月2日に発売を予定している新型ゲーム機「Wii」のレトロゲーム配信システム「バーチャルコンソール」を使って遊んでみたいレトロゲームのプラットフォームについての調査で、我等がMSXはビリでした。やはり任天堂のゲーム機は強すぎる。MSXは当然の如くマイナー扱いです。orz 無理もありませんが。
逆に考えるんだ
いや、これは逆に考えて、バーチャルコンソールでMSXに期待するWiiのユーザー(候補者)が全体の6.5%も居ることに驚きたいと思います。
フリー百科事典Wikipediaに書かれたニンテンドーゲームキューブの解説によれば、任天堂の据え置き機の歴史の中で過去最低の普及台数と言われているゲームキューブですら日本での出荷台数約400万台、全世界累計では約2100万台(2006年9月時)らしいので、仮にWiiも同じくらい普及したとして「MSXに期待するWiiのユーザー数」は…日本だけでも約26万人、海外を含めれば136万人が存在する可能性はあります。
と言うことは、任天堂岩田社長の置き土産であるぶた丸パンツや、スーパーマリオの対抗作として名高い仔猫の大冒険を、最大136万人がプレイする可能性がある…と?
…これはすごい!(有り得ません)
とは言え、Tagooのソフトウェア売上ランキングの上位に名を連ねているような人気タイトルは、Wiiのバーチャルコンソールでも人気が出るに違いないわけで、MSXゲームの一番人気と噂されるグラディウス2で例えると、Wiiの全ユーザー数2100万人(と仮定)の1割がバーチャルコンソールに興味があり、そのうちの6.5%がMSXに興味があり、そのうちの50%がグラ2をダウンロードすると、68250人となります。実際はレトロゲームに興味がある人がもっと多い(ことを期待)ので、全世界で10万人以上がプレイする可能性は大いに有り得るでしょう。ヘタすりゃMSX実機でリリースしたときよりもWiiのほうが普及しちゃうタイトルが現れるかも!?
ローンチタイトルにMSXは無し
去る11月1日、バーチャルコンソールのローンチタイトルが遂に発表されましたが、MSXのタイトルは1本も発表されませんでした。MSX参入の電撃的な発表は9月14日のことなので、時間がまぁ足りないだろうという事は予想できました。おそらく来年の冬くらいには何かしらリリースされてるかも…くらい気長に待つのが良いのではないでしょうか。