Gigamix Online

懐かしの8bitおもちゃPC「MSX」を骨までしゃぶり尽くそう。MSXの最新ニュース、ブログ、自作ソフトの配布など。

MSX メガROMデータベース

c

f:id:nf_ban:20150118041934p:plain

更新:2020年11月17日

ソフト一覧 Excelシートのダウンロード

https://www.gigamix.jp/download/gigamix/msx_megarom-db_20201115.xlsx

50音順 ソフト一覧

MSX メガROMデータベース その1《あ行》 - Gigamix Online

MSX メガROMデータベース その2《か行》 - Gigamix Online

MSX メガROMデータベース その3《さ行》 - Gigamix Online

MSX メガROMデータベース その4《た行》 - Gigamix Online

MSX メガROMデータベース その5《な行》 - Gigamix Online

MSX メガROMデータベース その6《は行》 - Gigamix Online

MSX メガROMデータベース その7《ま行》 - Gigamix Online

MSX メガROMデータベース その8《や行》《ら行》 - Gigamix Online

ソフトの検索については、画面左ツールバーの「ブログ内検索」枠を利用してみてください。

スマホ対応検索アプリ(PWA)

scandalous-approval-3926.glideapp.io ※暫定公開。予告なしに公開終了する場合があります。

MSX メガROMデータベースとは

 MSXパソコン対応の大容量ROMカートリッジ、いわゆる「メガROM(メガロム, Megarom)」の市販ソフトの基板情報を収集しています。去る1995年7月に開催された「似非セミナー」に向けて基板データを集め始めたのがきっかけとなり、現在に至っても有志の情報提供によって随時更新しています。

 「似非セミナー」は、MSX用メガROMソフトの基板にSRAMとバッテリーバックアップ回路を追加して、電源を切っても内容が消えないSSDのような高速ストレージとして活用する「似非RAMディスク」という自作ハードウェアの合同工作会でした。2020年現在、この会合は開催されていませんが、メガROMカートリッジの似非RAM改造化の際に簡単な改造で済むソフトの検索等に役立てるよう、資料的な意味で残しています。また、MSXエミュレータで利用するROM形式の検索にも利用されているようです。

 一つでも多くのソフトに対応したいので、皆さんからの情報をお待ちしております。

掲載データの解説

 一つのカートリッジから集めるデータは以下の通りです。

  • ソフト名/メーカー/対応機種
  • 基板名
  • MEGA-ROMコントローラー名
  • 使用ROM/ピン数/ROMの容量
  • 備考(バッテリーバックアップや空きスペースの有無/バンク数等)
  • 似非RAMカートリッジへの改造の難易度(5段階評価)

掲載例

仕様 内訳
ソフト名 蒼き狼と白き牝鹿 ジンギスカン (光栄, MSX1)
基板 TA-621 KAGA
メガコン M60002-0125SP (ASC2:42pin)
ROM LH532077 (40pin:2M)
備考 SRAM(LH5164L-15)/HD74LS138P/電池(CR2032)/空きスペース無し
難易度 ★★★★★

 データは分かる範囲で結構です。特に難易度は基板を見てみないと分からないこともありますので不明な点は空白にしておいてください。

ソフト名/メーカー/対応機種

 これが分からないことはまず無いでしょう。ただしこのデータベースではコナミ製品を意図的に除外しています

 MSX用メガROMソフトに使われている基板には大きく分けてアスキー系とコナミ系の2仕様があり、基板構成が大幅に違います。コナミ製ソフトでもSCC音源が搭載されたものでなければ似非RAMディスクは作れませんし(似非SCCと呼ばれています)、その基板で似非RAM相当品を製作するのはかなり難しいこともあり、当サイトではアスキー系の基板を推奨しています。

基板名

 プリント基板のどこかに明記されていると思います。モノによっては左上だったり中央だったりします。目安として"TA-"や"TAS"という文字列が記載されている事が多いです。

メガROMコントローラー名/ピン数

 「アスキー」とMSXメガROMマークが印刷されたICが、メガROMコントローラーです。

似非RAM改造に適するメガROMコントローラー

型番 名称
LZ93A13 (32pin) “ASC1”と呼ばれています。
M60002-0125SP (42pin) “ASC2”と呼ばれています。
BS6101 (42pin) “ASC3”と呼ばれています。

似非RAM改造に適さないメガROMコントローラー

型番 名称
NEOS MR6401 (28pin) “ASC4”と呼ばれています(仕様に難癖アリ)。
BS6202 (42pin) 仕様が解明されていません。
IREM TAM-S1 (28pin) 仕様が解明されていません。

 この他にも不明なメガROMコントローラーが存在するかもしれません。特に珍しいメガROMコントローラーの情報はぜひお寄せください。

使用ROM/ピン数/ROMの容量

 メガROMコントローラー以外でサイズの大きいICが基板に載っている場合はそれがほぼROMと考えて良いと思います。ROMの目安として型番の先頭が"LH"や"M5M"だったり、メーカー・商品名が印刷されていたりします。

備考

 バッテリーバックアップにより電池が基板に載っていたり空きスペースが無い複雑な基板の場合に記載します。ROMのバンク数も分かれば記載します。

似非RAMカートリッジへの改造の難易度(5段階評価)

 ★マークが少ない程、似非RAMディスク への改造がし易いことを意味します。空きスペースが狭かったり、改造自体が難しい基板は★マークが増えます。初心者でも★★程度までならなんとかなるでしょうが、できることなら★を用意したいところです。

難易度 名称 用例

1:簡単
基板流用可能。ROMを外して若干のパターンカットで使用可能。お勧めします。 ASC1でROMが28pinか32pin
★★
2:やや簡単
基板流用可能。★より加工数は多いが、ケースには収められる。お勧めします。 ASC2でROMが28pinか32pin, やや難しいASC1の基板
★★★
3:中級者向け
基板流用可能。ただしケースに収めるのは難しい。できれば勧めたくありません。 基板が妙に横長い(空きスペース無し)
★★★★
4:上級者向け
基板流用不可。かなりの技術が必要。お勧めしません。 ROMが40pin (メガコンに関係なく)
★★★★★
5:熟練者向け
基板流用不可。配線数が多く、初心者は絶対めげるので、激しくお勧めしません。 大容量ROMでバッテリーバックアップ, ICのピッチが狭い
不可 得体の知れないMEGA-ROMコントローラーを使用、または似非RAMに向かないMEGA-ROMコントローラーを使用。 R-TYPE”のTAM-S1,“奇々怪界”のBS6202

おことわり

  • ここに掲載するデータは、愛好家の善意によって提供されております。稀に調査ミスで実際と異なる場合がありますので、あくまで参考・目安としてご利用ください。

  • ロット違いの製品が確認された場合は複数のデータを掲載しております。既にデータが登録されているソフトでも、ロット違いにより基板構成が変更されている場合がありますので、不審な点がありましたらカートリッジを開けてご自身の目で基板とICをチェックしてみてください。

  • データ自体が間違っていたりデータが抜けていることもありますので、皆さんからの多くの情報をお待ちしております。記載されていないソフトの情報をお持ちの方はぜひ https://twitter.com/nf_ban やコメント欄にて情報をお寄せください。

  • メガROMデータベースへのリンクは自由です。こちらのURLでお願いします。https://www.gigamix.jp/rom/

[asin:B002TUWGMO:detail]