Yoshi's Exclusive Layer「msx2」より:これは20代後半に西新宿にあった小さな会社で初めてプ
ロデュースしたゲーム。サイト管理人さんは高校生だそ
うだが、文章は実に面白く、モノの味の分るオトナだな
既に、うん。私の作品を褒めてくれる若者は将来はきっ
と大物になるであろうぞっ。
サイコワールド のマニュアルに書かれていた住所は北新宿だったんだけどなぁ…とは思いつつ、ハイディフォス、レナム など、MSX2で良質なゲームソフトをリリースしていた「ヘルツ」のプロデューサー(兼製造兼営業…って一人何役なんだろう?)であった吉田(Yoshi)さんのblogに、当時の苦悩が綴られていました。
ゲーム3個開発したが赤字…の現実
文中 にさりげなく書かれたこの一文が強烈。
- 開発チームの総責任。ゲーム3個開発したが、いちいち300万円〜400万円の赤字がでて最後にはポシャ
リました。。。
まあ、こういう金額なので、今思えば可愛いものだが、
当時は真面目だったり。
激ペナ2 や スペースマンボウ よりも先に横(+上下)スクロールを実現した「サイコワールド」や「ハイディフォス」が発売された当時は コナミ と肩を並べる技術力とまで言われていた、ヘルツという新鋭のソフトハウス。各種MSX専門誌や「DiscStation」などプロモーション活動を積極的に行っていたものの、しかしそのゲームソフトの売上は思わしくなかったようで、赤字が続いていたそうです。2004年になって事後談でこういう話を聞くと切ない。思えばヘルツがゲームソフトを発売していた頃はMSX市場が斜陽になりつつある時代でした。
僕はゲーム中の文字フォントがFS-CM1(或いはMSX-FANの付録ディスク)と同じ という理由だけで レナム を買ったことがありますが、しかし他のゲームも欲しかったんですよ。なので、ヘルツのMSX用ゲームソフトも プロジェクトEGG や PLUS などの復刻レトロゲームとして再販されることを願ってます。